アメリカ在住の50代女性が世界を旅する

旅行

リタイア後 アメリカと日本を行き来する暮らし

昨年、50代前半でリタイアしました!

これから、アメリカと日本を行き来する生活を楽しむ予定です。

海外に住んでいると、最後の時をどこの国で迎えるか、悩みますよね。

私自身は完全に日本に帰国する予定は、現在ありません。

子供達はアメリカで育ち、これからもずっとアメリカで暮らす確率が非常に高いからです。

ですので私もアメリカに骨をうずめる覚悟ではあります。

アメリカ国籍をとるか、グリーンカードのままでいるか問題

私は現在グリーンカード(アメリカ永住権)のステータスでアメリカに住んでいます。

アメリカ市民権をとるのか、それともグリーンカードのまま永住権で暮らしていくのか。
アメリカ在住者の中では、年齢が上がるに従い、よく話題に上がるトピックです。

グリーンカードは通常10年ごとに更新が必要です。
(1970年代から1980年代にかけて発行された有効期限が印刷されていないグリーンカードを保持している人もいます)
人生80年として、20歳の時にグリーンカードとったら、人生で6回か多くても8回ほどしか更新しないですよね。

更新の為のUSCIS電子移民システムにログインしよう!(USCISとは、 U.S. Citizenship and Immigration Services)
と思ったらパスワードが思い出せない。。。

なんてことも考えられます。

年を取ったらオンライン上の申請がもう難しくてできない!
という可能性も。


助けてくれる家族がいたらいいですけど、どんな状況に自分がいるか分かりません。

第一、更新することすら忘れちゃってる、ってことも考えられますよね。。。

お友達の中には数人アメリカ市民権をとった方もいらっしゃいます。
私個人では現在アメリカ人になる予定は(まだ)ありません。

アメリカ国民になると、どんないいことがあるの?

私が現在考えられるメリットとしては下記があげられます。

アメリカ国籍を取るメリット

  • 投票権がもてる
  • アメリカ国外に期間の制限なく居住することが出来る
  • 遺産相続時に不利になる可能性がなくなる
  • 法的に自分が非があるとされた場合、強制送還などの処置に怯えなくてよい

上記の中で特に二番目は、アメリカと日本、又は他国で生活をする方にとって、とても重要なポイントではないでしょうか。

グリーンカードを保持するには?

日本又は他の国に長期滞在しながらもグリーンカードを保持する

私はずっと、グリーンカード保持者は、年の半分は必ずアメリカに居住していなければいけない、と思っていました。

でも、調べてみると、公文書にそのような記載は見つけられませんでした。

見つけられてのは下記の記載。

USCISのサイトからの抜粋です。

International Travel as a Permanent Resident | USCIS
What documents do I need to travel outside the United States?In general, you will need

Does travel outside the United States affect my permanent resident status?

Permanent residents are free to travel outside the United States, and temporary or brief travel usually does not affect your permanent resident status. If it is determined, however, that you did not intend to make the United States your permanent home, you will be found to have abandoned your permanent resident status. A general guide used is whether you have been absent from the United States for more than a year. Abandonment may be found to occur in trips of less than a year where it is believed you did not intend to make the United States your permanent residence. While brief trips abroad generally are not problematic, the officer may consider criteria such as whether your intention was to visit abroad only temporarily, whether you maintained U.S. family and community ties, maintained U.S employment, filed U.S. income taxes as a resident, or otherwise established your intention to return to the United States as your permanent home. Other factors that may be considered include whether you maintained a U.S. mailing address, kept U.S. bank accounts and a valid U.S. driver’s license, own property or run a business in the United States, or any other evidence that supports the temporary nature of your absence.

上記では、原則的には、一年以上アメリカ不在であった時とあります。

でも、一年以下の旅行であっても、アメリカに永住する意思がない、と判断された場合には、永住権を放棄したとみなされる、ともあります。

短期的な旅行であれば問題はないとされていますが、

入国審査官が考慮する判断基準は下記:

  • 海外に行ったのは一時的な滞在だったのか
  • アメリカにいる家族やコミュニティと関係を保っているか
  • アメリカでの仕事があるか
  • 所得税を居住者として支払っているか
  • アメリカを永住地として戻ってくる意思はあるのか

他にも、

  • アメリカのアドレス
  • 銀行口座
  • 運転免許証 
  • 自分の不動産
  • ビジネスを持続してもっているか

などの情報をもとにする、とあります。

でも、結局一番大事なところは、最終的には、

入国審査官が決定できるという事実ではないでしょうか。

ーなんで180日以上?ー

今でも検索すると、『グリーンカードを保持するには、連続180日以上、米国外に滞在しないことが1つの条件。』といった記事が見つけられます。

私もたぶん、上記の情報を以前何かで読んで、ずっと何の疑いもなく信じていました。

私が思うに、上記の記載は、米国市民権を申請し取得するNaturalization(帰化)際のルールと混同したのではないかと思われます。たぶん。

”Naturalization(帰化)”と“Permanent residence(永住)”は違います。

Naturalizationとは、米国市民権を申請し取得するための手続きですが、こちらには下記のように帰化申請時の要項に180日以上国外にいた場合、という記載があります。

Chapter 3 - Continuous Residence
A. Continuous Residence RequirementAn applicant for naturalization under the general provision

入国審査官の権限?

どちらにしても、一番この件に関して大事なことは、

入国審査官の匙加減で、グリーンカードを失う可能性がある現実ではないでしょうか。

一か月ほどアメリカ国外に出ていて滞在先から戻ってきた際に、
「あまり長くアメリカを離れているとグリーンカードを取り上げるよ」
的なことを入国審査官に言われた人がいるそうです。

私自身は最長で2か月ほど続けて日本に滞在した経験が数回ありますが、今までそのように言われたことはありません。

でも、少し考えてみると、日本で何してたの?と聞かれて、年老いた母がいて、、、と言い始めると、

「ああ、そうなんだ、お帰りなさい」、みたいに言われとことはあります。

私的にはカジュアルなただの会話だと認識していました。でもそういうことではなかったんですね。

理由が理由だと、今度から気をつけろ的なことを言われていた可能性もあるのかな、と思います。

なんにしても、永住権の方がもし一年近くアメリカ国外に出るのでしたら、ぜひ、再入国許可書をとっておくべきなのは間違いないでしょう。

アメリカ 再入国許可書(Reentry Permit)

再入国許可書(Reentry Permit)とは

再入国許可書は、長期間米国を離れる必要がある米国グリーンカード保持者にとって必要です。
グリーンカード保持者が 1 年以上米国外に滞在しても永住権を維持する意思があることを示す大事なものです。

この許可がない場合、米国を長期間離れると永住権を放棄したと解釈される可能性があるので気を付けましょう。

ちなみに現在パーミットフィーは$630。さらに生体認証にかかるフィーが $85だそうです。

現在のグリーンカード更新料がオンラインだと $415 、ペーパーだと$465 ですので、かなり高額に感じます。。。

グローバルエントリー

昨年、グローバルエントリーを取得しました。

実際に昨年使用してアメリカに帰ってきました。

おすすめ!としか言いようがないです。

グローバル・エントリーの資格を取得できたのは、以前は、米国永住者(グリーンカード保有者)のみでした。

現在、グローバル・エントリーの資格は、日本国籍を持つ方すべてです

費用は$120、5年間有効。

一番最初は面接があるので、少し面倒くさいです。

でも更新時には必要ありません。

一年間に2度ほどアメリカ国外に行く方だったら、取得して損はないかと思います。

私はクレジットカードの特典で費用を払ってもらえました。
お持ちのクレジットカードにそういった特典が付いていましたら、ぜひ検討してみてください。

私は、現在メインカードとして、Capital one VentureXカードを使用しています。

ラウンジ特典と年間300ドルのトラベルクレジットが付いていて、年間費用$395です。

個人的に、費用対効果はたいへんよいと思います。

アメリカのクレジットカードについてはアメリカ在住の方が情報提供されていますのでぜひ検索してみてください。

私はNerd walletなどでだいたい欲しいカードの目星をつけます。
そして、定期的に行われるIntro offerをさらにましましにしている期間に申し込むのをお勧めします。

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日本に短期間住む

日本に住むのは一年間のうち、2か月から長くて3か月間の期間予定です。

理由は以下

  • 夫はアメリカ人なので3か月だったら通常のビザで滞在できる
  • 現在まだ一戸建ての家を所有しているので、長期間家を空けるのも心配

実家はまだありますが、夫と一緒の時にはずっとお世話になるわけにもいきません。

それに、欲を言えば、冷暖房完備の快適な場所に私もストレスなく過ごしたいです。

実際、アメリカの家に住み慣れたあと、古い実家に長期滞在するのは、自分が思っていた以上にストレスを感じました。

一人で短期だったらまだ何とかなりますが、夫と一緒の場合長期の滞在場所が必要になります。

日本では温泉のついたリゾートマンションに一か月ほど、場所を変えて数か所滞在するのが理想です。

今後、おすすめのリゾートマンションなどが見つかりましたら、その情報をシェアさせて頂きますね。

世界の国々で短期滞在する

一年の間トータルで1か月くらいずつ他の国にも短期滞在をする予定です。

現在候補にあがっているのは

  • トルコ
  • ポルトガル
  • タイ

旅行は好きですが、数日又は毎日ホテルを移動する、というようなスタイルには体力の限界を感じます。

キッチンのあるアパートのようなところで暮らすように過ごす、というのが理想です。

The best part of traveling is returning home!

旅行好きの方が、旅で一番大好きな瞬間は、家に帰ってきたとき!

と言っているのを聞いて、え!そこ?と驚いたことがあります。

でも、最近長い旅行を終えて自分の家に帰ってきた時には、

なるほど、帰ってくる家があるって素晴らしいな、と感じました。

日本を離れて30年以上たちました。
そしていつの頃からか、日本に行っても「帰ってきた」という気がしなくなりました。

それよりもアメリカに帰ってくる、という表現が一番しっくりくるようになりました。

これからも旅をしても、帰ってくるのはやっぱりアメリカの、家族のいるところなんだなあと。

一時期、メインの家を売って、定住所なく、各地を旅行をすることも考えました。

フルタイム トラベラーとでもいうのでしょうか。

でも、結局私には向かないスタイルと感じます。

今はダウンサイジングはしても、自分の帰る家はどこかに必ず持っていたいと考えています。

それにしても、自分の現在の状況を心から感謝できるようになるには、いったんいつもの生活を離れてみるって大切ですね。

これから色々な国に滞在して、さまざまな体験をし、そして素敵なわが家に帰ってくるのを楽しみにしています。

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